車検の見積もり先の種類|車検費用・見積もり

車を買うと定期的にやってくる車検には、大きく分けて2種類があります。
ここでは、この2つの違いと双方のメリット・デメリットをみていきましょう。

車検は大きく分けて2種類そのメリットとデメリット

車検とは、正式には『自動車継続検査』といい、略して一般的に『車検』と呼ばれています。
目的は、あなたのお車が『道路運送車両法』に定められた『保安基準に』適合しているかどうか『検査』をします。

車検整備工場の種類は大きく分けて2つ

車検整備を行っている会社(いわゆる整備工場)には、大きく分けて2種類が存在します。
それは、「指定整備工場」「認定整備工場」です。

名称が1文字しか違わないため、どちらも似たもののように感じますが、両者の特徴はかなり異なっています。
端的にいえば、「指定整備工場」は自社内で車検を終わらせることができます。
一方で、「認定整備工場」は車検に関連する整備は行えるものの工場内で車検を
完了することはできず車検場に自動車を持ち込む必要がある整備工場です。

整備内容としては、両者にそれほど大差はないものの、
車検にかかる時間に関しては、多少異なってくるのも事実です。

指定整備工場
民間車検場とも呼ばれています。車検場と同じ検査機器が備えられているため、
指定整備工場内で車検を終わらせることができます。
通常1日車検などを謳っている場合はこちらの整備工場であることが多いです。

指定整備工場で車検を受けるメリットは、
その日の内に車検が完了する場合がほとんどで、消耗品の交換等も説明して行ってくれるので、
万全の状態でお車が返ってきます。安心を1番に考える方におすすめです。

一方で、デメリットとして、
本来であればまだ交換の必要のない(まだ使えるような)消耗品の交換も勧められることがあり、
費用が割高になってしまったり、あくまで民間の車検場のため国営の車検場に比べて、
それ以上の点検整備を行ってくれる場合もあれば、それ以下の点検整備になることもあるので
しっかりと整備士の方と最初に要望を伝えることが大切です。

認定整備工場
車検関連の整備は行えますが、認定整備工場内で車検を完了することができないため、
別途車検場に自動車を持ち込み検査を行う必要があります。
そのため車検取得には、最低2日かかるケースが一般的です。

認定整備工場で車検を受けるメリットは、
車検の時でない場合の点検整備も行ってくれる場合が多く、
定期点検等の普段の点検整備も安心して任せることができます。

一方で、デメリットとして、
どうしても車検取得に時間がかかってしまうケースが多いため、
お車を普段からよく使う方は代車の手配が必要だったりします。
事前に確認しておくことをおすすめします。

実際の車検依頼先にはどんな会社があるの?

自動車ディーラー
車検整備の定番といえば、自動車を購入した場所、いわゆる自動車ディーラーでしょう。
店舗の規模によっては自社内に整備工場を持たず、他の場所にある系列の整備工場や提携先で
整備を行うところもありますが、その多くが認定整備工場を備えています。
そのため車検にかかる日数は2〜3日が一般的です。また車検と同時にリコール部品などの
交換も行ってくれるため、ユーザーにとってはかなり手間いらずで手軽な部分があります。

中古車販売店
自動車ディーラー同様に中古車販売店でも車検整備等を受け付けてくれます。
ただし指定整備工場を取得している会社はほとんど無く、設備があっても認定整備工場レベルで、
その多くが軽整備以外を提携の整備工場へ外注しています。
また一見では得意とするメーカーや車種が分かりずらいため、
事前に整備体制を確認することが重要です。
こういった体制のため、車検にかかる日数は2日以上になることが一般的です。

整備工場
自動車ディーラーや中古車販売店などが提携している整備工場の中には、
直接車検の依頼を受け付けているところもあります。
なかでも指定整備工場(民間車検場)は、短期間で車検取得が可能だったり、
ディーラーでは対応しきれない細かな整備にも対応できるなど、
利用の仕方によってはいくつかのメリットを享受することができます。

ガソリンスタンド・カー用品店
近年の規制緩和で増えてきた車検を取り扱う会社の代表例が、
このガソリンスタンドやカー用品店などの自動車関連業種です。
その内容も指定整備工場から単なる受付窓口業務まで様々あるため、
いずれの業務が行えるのかを事前に詳しく確認する必要があります。
一方で、多種多様なアフターパーツを活用できることから、
純正部品のみの自動車ディーラーなどに対してコストを安く済ませることができたり、
逆にこだわりの高級パーツを利用できるなどの利点があります。

車検代行業者など
一般的には車検代行業者といわれる会社、もしくは受付窓口で、
作業内容に関してはお客様のご要望に沿った形で様々なパターンがあります。
単純に車検を通すだけのところもあれば、整備工場と提携して
24ヶ月点検整備までの全てをキッチリ請け負うところもあるのです。
また見積書などに記載されている金額についても、
各種消耗品(ラジエーター液やエンジンオイルなど)や各部清掃費
(車検取得のために汚れたボディ下回りなどを綺麗にする必要がある)
などの一般的な必須項目がトータル金額に含まれていることもあれば、
純粋に点検費用だけしか盛り込まれていないこともあるため、
依頼前に詳しい情報を集めることが重要です。


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車検の必要書類は?

車検を受ける際は以下の書類をご用意ください。

・自動車検査証(車検証)
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
・自動車税納税証明書 (※)
・認印
・車検費用

※自動車税納税証明書は、毎年5月頃に送られてくる証明書です。
(5月末迄に所定の金融機関等で納めなくてはなりません)

車検価格.com 車検にかかる費用は?

車検にかかる費用は、法定費用と車検基本料(点検整備費用)に分かれます。

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